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雷別ドングリ俱楽部

雷別ドングリ俱楽部は、高齢級のトドマツ人工林が立ったまま枯れてしまう気象害に遭い、笹地となった雷別国有林(標茶町雷別)をフィールドとして、被害跡地の水土保全機能を高めるため、郷土樹種で構成されている広葉樹を主体とした森林づくりに取り組んでいるボランティアの方々の集まりです。




◆写真をクリックすると過去の活動内容をご覧いただけます

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2022年度の活動

●第1回「雷別ドングリ倶楽部」令和4年6月14日(火)実施

「川湯でイソツツジ群落を満喫!」


 令和4年6月14日(火)に、川湯園地にある川湯ビジターセンター、つつじヶ原自然探勝路及び硫黄山(弟子屈町川湯)で、第1回「雷別ドングリ倶楽部」を会員20名の参加で初夏の快晴の下、開催しました。 植樹活動と共に地域の森林に関する名所を巡り、見識を深めることも活動計画に盛り込まれていることから今回の自然散策が実施されました。

 参加者は、まず阿寒摩周国立公園のフィールドの成り立ちや自然環境などをわかりやすく解説している施設(環境省所管)「川湯ビジターセンター」を見学しました。 センター長から、阿寒湖・摩周湖等は、噴火の後のカルデラと呼ばれる噴石後の凹地に出来た湖であることや川湯園地の見所、観察できる動植物のお話しが15分ほどあり、その後展示物を見て、参加者は、「こんな素晴らしい施設があったんですね、見れてよかったです」「阿寒摩周国立公園のことがよくわかりました」などの声があり満足されていました。

 次に、今回のメーンである、つつじヶ原自然探勝路の散策です。今の時期、クリームがかった白色のイソツツジ群落がほぼ満開となり、参加者を迎えてくれました。噴火による、強酸性の土壌がこの群落を維持し、他の樹木や草本を寄せつけないようです。一面に拡がる光景を見て、参加者からは「とてもきれいでよかった」「余り見たことがなく感動した」「白いけなげな花がかわいい」などのコメントがありました。

 最後に、硫黄の匂いが一段と強くなり、白煙も昇る「硫黄山」を見学し、硫黄山名物の”温泉たまご”をおみやげとして購入したりしていました。皆さん満足された表情で硫黄山を後にし、帰路につきました。


●第2回「雷別ドングリ倶楽部」令和4年9月28日(水)実施

「雷別で広葉樹の森林づくり!」


 令和4年9月28日(水)に、雷別地区自然再生事業地(標茶町雷別国有林)で、第2回「雷別ドングリ倶楽部」を開催しました。 今回の「広葉樹の森林づくり」活動には、会員16名が参加し、ミズナラ・ヤチダモ・ハルニレ・カツラ計100本の植樹と共に、植栽木を野生生物の食害から守るため、保護管(ツリーシェルター)の被覆を行いました。

 参加者は、当センターから作業内容等の説明を受け、曇り空でしたが作業はし易い天気のもと、鍬を手に植樹に取り掛かりました。準備した苗木は1時間程で植え終わりましたが、笹の根が密集していて、植穴を掘るのに苦労された方が多かったようです。

 その後、昼食の時間まで保護管の組立てを行い、午後からは、完成した保護管を植えた苗木に被覆していきました。皆さん手慣れた様子で作業を進められ、予定より早く保護管の設置が完了しました。

 森林づくり活動後には、当センター所長から、「植樹は、地球温暖化防止、SDGsの観  点から大変意義のある活動であり、皆さんの貢献により植えられた樹木が順調に生長しております。誠にありがとうございます。」との挨拶があり、皆さん充実した表情で会場を後にし、帰路につきました。


●第3回「雷別ドングリ倶楽部」令和4年10月12日(水)実施

「オンネトーの深まる秋を満喫」!


 令和4年10月12日(水)に阿寒摩周国立公園の最西端にある「オンネトー」で第3回「雷別ドングリ倶楽部」の秋の自然観察を実施しました。当日は、会員20名が参加し、秋晴れの空のもと、センター職員の若干の解説を交え散策しました。

 参加者からは、「今年の秋は比較的暖かい日が多かったので紅葉には早かったようだが、オンネトーの素晴らしい景観が見れてうれしいし楽しかった。」「遊歩道でのキノコやアカエゾマツの巨木、巨岩に張り付く樹木などめずらしいものが見れた。」などの声があり満足されていました。その後、オンネトー野営場駐車場内の休憩舎の周りのベンチなどでくつろぎながら昼食を各自とりました。

 次に、当センター所長から、「今年度の活動は、2月の来年度の計画を決める会を残すのみで、雷別地区自然再生事業地での植樹や自然観察など多くの会員の方にご参加いただきました。感謝申し上げます。来年度もより充実した内容で計画しますので是非ご参加のほどを。」との挨拶があり、皆さん深まりつつある秋を満喫され、最後に、道の駅「阿寒丹頂の里」経由で帰路につきました。


●第4回「雷別ドングリ倶楽部」令和5年2月8日(水)実施

「次年度の活動計画を検討」


 令和5年2月8日(水)に、第4回「雷別ドングリ倶楽部」を開催しました。

この活動は、次年度の計画を検討させていただく場であり、2年ぶりに対面方式となり、会員の方より貴重なご意見を頂くことが出来ました。

 会員の方々からは「植樹箇所が笹が密生して掘りづらいのでスコップではなくクワにして欲しい。」や「事業地の近隣の酪農家に農協等を介し、保護管の再利用、将来的な撤去、今後、生分解性の保護管を使用していく旨伝えるのが良いのでは。」等のご意見があり、これらの声を踏まえて次年度の計画を検討することとして、令和5年度「雷別ドングリ倶楽部」の活動内容を確定しました。

2023年度の活動予定

●第1回雷別ドングリ倶楽部 

開催日:6月21日

場所: 雷別国有林293林班(標茶町雷別)

内容:広葉樹の植樹と保護管(ツリーシェルター)の被覆

参加予定人数: 20名程度


●第2回雷別ドングリ倶楽部 

開催日:9月27日

場所:雷別国有林293林班(標茶町雷別)

内容:広葉樹の植樹と保護管(ツリーシェルター)の被覆 

参加予定人数:20名程度


●第3回雷別ドングリ倶楽部 

開催日:10月11日

場所: 標茶町虹別施業箇所視察等(根釧西部署管内)国有林施業箇所視察等

参加予定人数: 20名程度


●第4回雷別ドングリ倶楽部

開催日:2月7日

場所:根釧西部森林管理署会議室

内容:次年度計画の策定等 

参加予定人数:20名程度

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