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2022年度の活動
1.特定外来生物ウチダザリガニ調査捕獲防除
釧路湿原に侵入し、湿原生態系に影響を及ぼしていると考えられている特定外来生物から湿原生態系を保全するため捕獲防除はとても重要である。
当クラブは、環境省釧路自然保護官事務所と釧路湿原国立公園ボランティア・レンジャーの会との協働活動で、6月から9月まで月1回捕獲防除活動を計画実施したが、7月23日は前々日からの大雨と強風のため中止、8月27日は前日の大雨で調査河川が増水したため比較的安全な温根内川のみ実施した。
捕獲したザリガニは捕獲地点別に雌雄の別や体長、重さ、頭甲胸長などを計測記録してデータを取り、環境省釧路自然保護官事務所が適切に処理した。
捕獲防除数は497尾(雄:231/雌:266)。
2.釧路湿原に侵入した特定外来生物セイヨウオオマルハナバチ捕獲駆除
釧路湿原に侵入した特定外来種セイヨウオオマルハナバチの影響から在来マルハナバチや貴重な湿原植物を保全する目的で、釧路湿原温根内地区の新釧路川右岸堤防に於いて捕獲駆除を毎年度実施している。
今年度は小中学校での新型コロナウイルス感染拡大による学級閉鎖や活動地周辺地でヒグマ出没の目撃情報があり、安全のため6月以降の捕獲駆除活動を中止とした。
5月の捕獲駆除では、特定外来種セイヨウオオマルハナバチは確認されなかった。
2023年度の活動予定
地域の緑地帯や釧路湿原を環境活動の場に動・植物観察調査や、釧路湿原に侵入し在来生物に影響を与えると考えられている特定外来生物ウチダザリガニやセイヨウオオマルハナバチの調査防除駆除、失われた湿原を取り戻すため自然保護団体らと湿原丘陵地林へ苗木を植樹、釧路湿原国立公園の清掃活動、釧路湿原国立公園特別保護地区に流入する河川の水質調査、ラムサール条約釧路会議30周年記念活動として博物館で湿原学習、冬は厳寒の湿原を歩くスキーやスノーシュで散策し、動物たちの足跡観察など。