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こどもエコクラブくしろ

環境省の呼び掛けにより、1996年釧路で最初に発足した

「子どもたちの、子どもたちによる、子どもたちのための環境活動」クラブです。


子どもたちが人と環境の関わりについて幅広い理解を深め、郷土にある釧路湿原や地域の身近な自然に直接ふれ、自然環境体験活動を通して考察力や思考力、表現力など将来役立つ知識と環境問題解決に自ら考え行動する力を育成し、地域の環境保全活動の環を広げることを目的として子どもたちの環境保全活動や環境学習を支援します。




◆写真をクリックすると過去の活動内容をご覧いただけます

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昨年度の活動

1.特定外来生物ウチダザリガニ調査捕獲防除


環境省釧路自然保護官事務所、釧路湿原国立公園ボランティア・レンジャーの会との協働活動で5月から9月まで月1回実施予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う国の緊急事態宣言発出等のため7月と8月の調査捕獲防除は中止となった。

捕獲したザリガニは捕獲地点別に雌雄の別や体長、重さ、頭甲胸長などを計測記録し、釧路湿原の生態系保全につなげるためデータを取り、環境省釧路自然保護官事務所が適切に処理した。

今年度、特定外来生物ウチダザリガニの捕獲防除数は343尾(雄:170/雌:173)であった。



2.釧路湿原に侵入した特定外来生物セイヨウオオマルハナバチ捕獲駆除


当クラブは、釧路湿原に侵入した特定外来種セイヨウオオマルハナバチの影響から在来マルハナバチや貴重な湿原植物を保全する目的で、釧路湿原温根内地区の新釧路川右岸堤防に於いて捕獲駆除を毎年度実施している。今年度は新型コロナウイルス感染予防に伴い小人数、短時間で6月から8月中旬まで捕獲駆除した。

5月の捕獲駆除ではセイヨウタンポポやキジムシロに訪花、吸蜜する女王バチ18頭を駆除。6月の捕獲駆除ではシロツメクサに訪花し、吸蜜する働きバチ45頭を捕獲駆除した。なお、調査地において 8月上旬から中旬にかけて新釧路川右岸堤防維持管理者による草刈が行われたため、マルハナバチの、吸蜜植物も刈り取られた。そのため、吸蜜植物を失ったマルハナバチは湿原内に花をつける植物へ移動してしまった。

今年度の活動予定

周りが住宅地に囲まれた釧路市 愛国緑地帯 や釧路湿原国立公園で、釧路市愛国緑地帯の動・植物観察調査、トンボやヘイケボタルなど野生生物の観察調査、 釧路湿原に侵入し在来生物に影響を与えると考えられている特定外来生物ウチダザリガニやセイヨウオオマルハナバチの調査防除、 湿原の丘陵地に落葉広葉樹の苗木を植樹して釧路湿原の自然再生、冬は、厳寒の湿原を歩くスキーで散策し、動物たちの足跡観察など。

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